20201217jihou201 from 徹 長谷川
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2020年5月16日土曜日
疫病はなぜ起こる 杉本日宣
疫病はなぜ起こる 杉本日宣
「近年より近日に至るまで、天変・地夭・飢饉・疫癘、遍く天下に満ち、広く地上に迸(はびこる)。牛馬巷に斃れ、骸骨、路に充てり。死を招くの輩、既に大半に超え、これを悲しまざる族(やから)敢て一人もなし」
このような状況に対し、日蓮聖人は、この国を憂い災害の起こる根本原因を宗教的立場から究明しようと、駿河国岩本の実相寺(現富士市岩本)に三年余り止宿し、一切経蔵(釈尊の説かれた経典、釈尊滅後の重要な論疏)を研鑽されました。
祖師は多くの経典から『金光明最勝王経』『仁王般若経』『大集経』『薬師経』の四経を引用し、国難、災禍の原因は「時の権力者から一般民衆まで、邪法を信じて正法を護持しないので、善神や聖人は国・民衆を見捨てて去ってしまい、好期とばかり悪鬼が乱入し災難が起り、国家も衰退する」と
断じました。
今回の新型コロナウイルスは中国の武漢から流出したと言われています。中国と日本の交流は皆様もご存知のように、遣隋使・遣唐使に始まり、日本は中国の仏教を積極的に取り入れ、今ある日本仏教の各宗派は中国から伝播(でんぱ)しています。その意味からも日本仏教は中国に恩があります。
先ほどの『金光明経』など『四経』も元々はインドから中国に渡り翻訳された経典であります。
中国仏教の現状は分かりませんが、経典は預言書でもあり、「この経が正しく広まっていれば世の中は泰平であり、この経典が廃(すた)れ忘れられれば、この国を護(まも)るものが去ってしまい、さまざまな災害が起こる」、具体的には、外国から攻められる、国内の反乱、星座の運行の変異、日食・月食がたびたび起る、季節ちがいの悪風雨、飢饉、疫病(悪病の流行で、民衆が多く死す)などです。現代の中国・日本、世界各地の様子にも符合いたします。
富士市の「毘沙門天」は節分時期の「ダルマ市」でも有名ですが、「毘沙門天王」は国土の東西南北を護る北の守り神であります。東は持国天王。西は広目天王。南は増長天王。北が毘沙門天王(多聞天王)。
この四天王が先の『金光明経』で、仏さまに申し上げた。
「ある国にこの『金光明経』があったが、国王はじめ民衆も、この経を尊崇しようとはしなかった。そのため四天王はじめ護国の善神も法味(仏法・経典の深い味わいを食物の美味にたとえる)を聴く(味わう)こともできず、四天王の威光も衰え、眷族の諸天善神、聖人も所を辞去し国は乱れ、結果さまざまな国難が起きる」
仏教には多くの守り神、諸天善神がいます。「毘沙門天・持国天王・広目天王・増長天王」の四天王。梵天・帝釈天。日月・衆星。山門の左右の仁王さま(金剛力士さま)。鬼子母神・三十番神など。
これらの守り神には、釈迦牟尼世尊が説かれた教えを護るという誓いがあります。
鎌倉時代の祖師は『如説修行釥』の中で、「正しい教えが広まり栄えるならば、枝をならすような強風は吹かず、土を撥ね上げるような雷雨にはならない。代(世)は飢饉とかもなく、きちんと作物も収穫でき、今生きている私たちの日常的な不詳の災難は払われ、長生(長命を保つ)の術(手段)を得て、人も法も不老不死の道理が明らかになる。現世(今生きているこの世)は安穏(安らかで穏やか)である」
これらのことは証文として経典に説がれており、まったく疑いのないことであると示されております。
正しい教え経典は、国家を護り、地域を護り、家庭、私たち一人一人もお守りくださるのです。
新型コロナウイルスで亡くなられた寿々のご冥福をお祈りし、早期の完全終息を祈念いたします。
(沼津市仏教会会長・正見寺住職、下香貫八重)
【沼朝令和2年5月16日(土)寄稿文】
2020年4月5日日曜日
2020年3月13日金曜日
2020年3月11日水曜日
2020年2月24日月曜日
令和2年2月23日 大諏訪天満宮梅花祭 奉納書道展・筆供養式
大諏訪天満宮で梅花祭
筆塚に献花し古い筆などを焼納供養
大諏訪天満宮で23日、梅花祭が行われた。
学問の神として祭られる菅原道真(菅公)の命日に当たる二月二十五日、京都の北野天満宮で行われる梅花祭は九百年の歴史を持つと言われているが、大諏訪天満宮も江戸時代初頭から四百年近い歴史があるという。
大諏訪天満宮は本門法華宗の吉祥院(佐藤光徳住職)境内にあり、明治時代の廃仏殿釈(はいぶつきしゃく)の難を逃れて、神仏習合のまま現在に至っている。
このため、菅公の命日に神道で行われる2月25日ではなく、宗門の習いとして古くから命日の前日(逮夜)に例祭を開催。近年は、この日に近い日曜日に行っている。
もともと地元では同院建立以前から天神信仰があったといい、住民挙げての祭典として受け継がれ、紅白の梅が花を付ける中、老若男女大勢が集まった。
祭典では天満宮堂内での法要、境内の筆塚への献花、使い古した筆や鉛筆の焼納供養が行われた。
また、参道脇では奉納書道作品を展示。3
月2日まで行われている。
【沼朝令和2年2月29日(土)号】
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