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小野光倫作品展
書道家小野さんが作品展
沼津市の書道家小野光倫さんの個展「書と絵手紙40年の歩み」が23日まで、同市本のモンミュゼ沼津で開かれている=写真=。
書34点と絵手紙のパネル11枚を出品した。
「碧厳録」「関戸本古今集」の一節を書いた書や、野菜や果物の絵に言葉を添えた絵手紙など、多彩な作品が来場者の注目を集めている。
1日に行われたオープニングセレモニーで小野さんは「40年間やってきた証し。見てもらえたらありがたい」とあいさつした。
【静新平成28年10月3日(月)朝刊】
書歴40年を振り返る
モンミュゼで小野光倫さんの作品展
書家小野光倫さんの作品展「書と絵手紙四十年の歩み」が二十三日まで下一丁田の市庄司美術館・モンミュゼ沼津で開かれている。
小野さんは昭和二十三年、市内で生まれ、書道を習い始めて四十年。JAなんすんに勤務する傍ら、傳田光遠、鈴木春朝各氏に師事し、漢字の古典、行草体を中心に学んだ。さらに鈴木発風氏に書画を学んだのがきっかけで、十年程前から絵手紙を描いている。
昭和五十八年に玄遠書道会師範となり、平成九年に県書道連盟推薦教授。十六年に玄遠書道会名誉会長賞、十七年に謙慎書道会特選謙慎賞などを受賞している。
現在、読売書法会評議員や謙慎書道会理事、県書道連盟東部支局長、玄遠書道会準総務などを務め、農協退職後は自宅に教室を開き子どもからお年寄りまで幅広い世代に書を教えている。
同展は、小野さんが昨年、文化功労で市政功労表彰を受けたのを機に同美術館が企画した。
この展示会では、小野さんの四十年の歩みを振り返り、中央の書展への出品作を中心に行草体、調和体、かなによる大作三十四点を出展。十年前に書いたという一点、謙慎書道会の春興賞受賞作、関戸本古今集を二曲屏風に描いたもの、種田山頭火の句を書いた色紙なども並ぶ。
また、野菜や果物、四季折々の風物、年賀状など、はがきに絵を描き漢字を中心とした一文を添え、日本人らしい美意識を追求した絵手紙約五百点をテーマごとに分類して展示している。
初日の一日にはオープニングイベントが開かれ、県書道連盟や玄遠書道会などから来賓が訪れて祝辞を述べたが、それぞれ「誰とでもうまくやれる懐の広さがある」「真面目か不真面目か分からない面白い人」「芯がしっかりしている」と小野さんの人柄を話し、「作品にも表れている」と評した。
小野さんは「四十年間、研鑽に努め、漢字の古典を中心に楽しく学んできた。
今回は書の楽しさを、より多くの人に伝えたいと思い変化に富んだ作品を揃えた。
普段の生活の中で書を楽しむきっかけになれば」としている。
入館料二百円(中学生以下百円。市内の小中学生は無料)。
開場時間は午前十時から午後五時(入館は四時まで)。十一、十七日は休館。
【沼朝平成28年10月8日(土)号】

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